◆鬼洞(おにほら・おにのほら/オンニホラ)

※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「田老」(昭和20)を使用したものである
所在:岩泉町下有芸(しもうげい)
地形図:有芸/田老
形態:山中の一軒家
標高:約380m
訪問:2019年11月
大字下有芸の西部、猿沢川(小本(おもと)川)左岸支流沿いにある。
登り口となる馬飼野(まかいの)で伺った話では、45年ほど前まで木下(きした)家1戸が暮らしていたが、盛岡に転出したとのこと。なお100年以上前にはさらに奥に2戸があり、北海道の開拓等で転出していったという(鬼洞に含まれるかは失念)。読みについては「オニホラ」が一般的だが、「オニノホラ」や「オンニホラ」も用いられていた。
馬飼野より作業道(車道)を登り、適当な場所から谷に降り支流を登るとほどなくして屋敷跡に到着。現地にはかつての車道が通っているものの、使われなくなって久しいよう。現在の作業道からの分岐は、谷により完全に分からなくなっている。
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