◆栗宿(くりやど)

※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「門」(昭和22.1)を使用したものである
所在:岩泉町釜津田(かまつた)字栗宿
地形図:早坂高原/門
形態:谷沿い
標高:約580m(地名表記付近)
訪問:2019年11月
大字釜津田の中部北寄り、栗宿沢(小本(おもと)川二次支流)沿いにある。
小字の栗宿は荷分屋敷の東方にある家屋群も含んでいるが、ここでは旧版地形図に記された場所および栗宿沢沿いについて述べる(なお三田貝川との合流部の家屋は字権現)。
栗宿沢沿いの町道(早坂1号線)を国道から2q強進んだ谷の合流部が、旧版地形図で記された建物付近。一帯は笹に覆われているが、一部に石積みが見られ何かの建物があったような雰囲気が残る(人家であったかは不明)(写真3・4)。少し下流の畑の記号付近も、既に植林地となっている。
1970年代の航空写真にはここから1qほど下流の左岸に1棟の建物が見られるが、これも人家であったかは不明(写真6)。ただし壜や煙突の残骸など、いくらかの痕跡が残っている。
さらに250mほど下流には農地(ビニールハウス)と小屋が設けられているが、比較的最近の建造であるよう。
読みは栗宿沢(くりやどさわ)橋の銘板の読みに拠った。
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