◆本銅(ほんどう)
所在:岩泉町袰綿(ほろわた)字本銅
大字袰綿の南部、本銅ノ沢(小本(おもと)川支流)とその支流沿いにある。なお字本銅の区域内には小本川との合流部に本銅口地区があるが、ここでは上流部の「本銅」について扱う。 資料『岩泉地方史』によると、本銅鉱山は発見時期は不明だが、天正年間(1573-93)には稼働していたといわれる。享保6(1716)年頃には活況を見せていたが、南部藩の直営となり「舟木御山」と称した。しかし政策変更として鉱山の役員や労働者のほとんどを尾去沢(おさりざわ)鉱山へ移し、その後当地は「本銅みやま」と称した(「本銅」の名の起こり)。間もなくして休山。近代以降の沿革は以下のとおり。
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![]() 写真1 社と石塔群。右より「出雲大社/天上安全」「出雲大社/大日如来/牛馬安全/明治二十三年/三月十六日」とある |
![]() 写真2 遺構 |
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![]() 写真3 遺構 |
![]() 写真4 廃屋 |
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![]() 写真5 倒潰家屋 |
![]() 写真6 墓地 |
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![]() 写真7 鳥居と祠 |
![]() 写真8 境内の石塔群。右より「大峯神社/大正拾年九月拾五日/祀所立花女」「摩利支天王/大正十年/九月十五日」「藥師/明治廿九年/九月十五日」「出…(判読できず)」「〓龜(〓は雨かんむりに鶴)/明治廿九年/三月…」とある |