◆大泉(おおいずみ)
※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「幌泉」(昭和21.11)を使用したものである
所在:様似町大泉
地形図:アポイ岳/えりも
異表記:雄鳴蘂(おなるしべ)(旧称) 形態:川沿いに家屋が集まる? 標高:約130m(水面は約130m)
離村の背景:ダム建設
訪問:2012年6月
町の中部東寄り、幌満(ほろまん)川と支流のオナルシベ川の合流部付近にある。現在は幌満ダムの人造湖(幌満湖)にほとんどが水没している。
町史によると、昭和20年代後半にダム建設に伴い集落が水没し、開拓住民は全員が転居。東邦電化株式会社の関係者が居住するのみとなった。以下は学校の沿革と児童数の推移。
明治45.4 |
誓内尋常小学校付属雄鳴蘂特別教授場開設 |
大正5.5 |
廃止 |
昭和10.9 |
雄鳴蘂特別教授場再開 |
昭和17.4.1 |
大泉国民学校となる |
昭和22.4.1 |
大泉小学校と改称 |
昭和28.12 |
ダム建設に伴い移転(大泉1番地)。開拓集落の児童が去り、電力会社の児童のみの通学となる |
昭和34.4 |
幌満小学校大泉分校となる |
昭和39 |
7月全児童が転校。9月28日廃校 |
明治45 |
昭和10 |
昭和15 |
昭和20 |
昭和35 |
昭和36 |
昭和38 |
昭和39 |
10 |
23 |
28 |
16 |
3 |
7 |
6 |
4 |
なお字大泉は昭和16年からの行政字。それまではオナルシベ(雄鳴蘂)と呼ばれていた(角川)。
現在ではオナルシベ川の河口付近に廃屋、右岸沿いに何かの建物が見られる程度。
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