◆旭(あさひ)
所在:置戸町常元(つねもと)
字常元の西部、常呂(ところ)川(シイトコロ川)沿いにある。現在は鹿ノ子(かのこ)ダムの人造湖(おけと湖)に水没。 大正12年(第一次入植者)…穴吹・小形・小川・木村・佐藤・鈴木・樽井・福井・渡辺 ※ 町史にのみ記載されているものに、松井・藤野木がある 戸主は専ら造材事業に従事していたため、農地の開墾は進捗せず。開墾当時「開伐」と呼ばれたこの地区は、昭和8年には士居常呂より独立し「旭」と名乗り、一時「常上」とする。農業だけでは生活ができず、ダム建設が持ち上がった頃には既に無住となったいた。 現地において、両岸とも集落の痕跡はまったく見られず。堰堤付近の「旭入植地水没記念碑」(写真2)や、湖岸に架かる「旭橋」の名が集落を偲ばせる。堰堤の下にはキャンプ場、湖畔には温泉宿泊施設があるが、いずれも閉鎖しているよう。また少し上流には、湖畔の自然と触れ合い、学ぶ施設である「森林体験交流センター」がある。
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![]() 写真1 鹿ノ子ダム |
![]() 写真2 碑 |
![]() 写真3 石仏 |
![]() 写真4 施設 |