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◆白竜(はくりゅう)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「鴻ノ舞」(昭和47.5)を使用したものである

在:遠軽町白竜
地形図:上富美/丸瀬布北部
異表記:奥社名淵(おくしゃなふち)
(旧区画名)
形態:山中に家屋が散在する
標高:約22
0m
訪問:2012年5月

 

 旧遠軽町の北部、サナブチ川上流部にある。地図のスキャン画像には「白滝」とあるが、誤植のよう。
 サナブチ川はこの付近で「白龍川」(地形図の表記ママ)と呼ばれるようで、これに沿って金白林道、さらに分岐する併設林道白竜線が延びている。付近では馬頭観音(写真3)を確認。また道道近辺は平坦になっており、かつて家屋や農地があったことが窺える。
 なお付近には「白竜牧場」があるが、ここから稜線を越えた紋別市の所属になる。

 『遠軽町百年史』によると、明治44年土地の払い下げを受け青田・岡和田2名(兄弟)・森の4戸が入植したことに始まる。大正6年鴻之舞までの道路が鉱山開発のため開通し、集落は活気付く。この年白竜鉱山に金鉱石が発見され試掘を開始。休鉱や再開を繰り返しながら、昭和35年頃廃鉱。昭和36年、奥社名渕地区は字白竜となる。同年頃から戸数が激減し、昭和52年、村川氏の離村により無住となった。神社に「奥社名淵神社」があったが、昭和34年頃戸数の減少により維持困難となり、遠軽神社に合祀された。

 


写真1 道道沿い風景

写真2 林道の看板

写真3 馬頭観音

写真4 平坦地

写真5 小屋

写真6 溜め池?

 

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