材料
青梅(あれば完熟南高梅)・・・5kg
焼酎・・・1カップ
あら塩・・・1kg

失敗なく作る為のポイント


梅選びは慎重に

今回紹介する白干梅は素材の良し悪しがそのままでてしまうので、
なるべく状態の良い完熟した梅を選んで下さい。
完熟した梅は薄黄色に熟して、杏に似た甘い香りがし、ふっくらとした傷の無いものがベストです。
熟度が足りない物は室温で2〜3日おき熟してから漬けてください。
柔らかくふわふわの梅干に仕上がります。


塩は粗塩使用
梅干に塩は重要な役目を担います。梅干に使用する塩はサラサラの精製塩は不向きで、
にがりを微量含んだ粗塩タイプのものを使ってください。
粗塩は粒子が粗く、しっとりと水分を含んでいる為、梅に程よく絡んで梅酢が上がりやすく、
カビが生える危険性が少なくなります。またにがりは梅干の味をまろやかにし、良い味に仕上がります。


容器選び

梅漬けには塩分と強い酸が伴うので腐食しやすい金属素材は避けてください。
蓋付きのホウロウやガラス製かめなどで、漬ける梅の2〜2.5倍の容量がお勧めです。
広口で重しが平均にかかる様、寸胴に近いものが良いです。


塩分は18%以上

漬ける時期はちょうど梅雨の頃です。
カビをはやさない予防策の最大のポイントとして塩分18%〜20%を守ってください。
塩の量が少ないと、カビが生える確立はぐんと高くなります。
無添加、保存料なしですが塩分は高いです。


よく完熟した梅を使用

 
使用する梅は傷のない、よく熟した完熟梅を使用してください。
熟した梅を使用すると、皮の柔らかい梅干に仕上がります。
☆POINT☆完熟梅を使用

青梅と完熟梅
へたを取ります


妻楊枝か丈串のようなものでへたを取ります。
なりくちについている黒い部分は渋みが出るので丁寧に取ってください。
洗う


梅は流水で洗い、ざるにあげ清潔なふきんで水気をふき取ります。
焼酎をまぶす


水気のない大きなボウルに梅を入れ、焼酎を梅全体にまぶします。この作業で梅は殺菌され、塩もなじみやすくなります。
瓶に入れて塩をふって漬ける

瓶の底に塩を少しふり、梅を並べて塩をふり、交互に重ねて最後に多めの塩をふります。皿を一枚のせて梅が浮かない程度の重しをし、ごみなどが入らないようふたかビニ−ル袋をかけます。直接日光が当たらない場所に保管します。
7月下旬〜8月初旬、漬けておいた梅を干します

ざるに、梅を取り出して1個ずつ並べます。天気の良い日に2〜4日間、(梅のサイズによりますが)朝晩続けてそのまま干します。(干しがあまいとカビが生えやすくなったり、また干し過ぎると塩辛くなります。)梅は時々向きを変えて、全体にまんべんなく干して下さい。干した梅は小さめの保存瓶に入れて常温で保存してください。干しあがりすぐに食べるよりは半年以上ねかせたほうが美味しくいただけます。