9月6日更新
今回は、農家らしいおはなしを課題に
ということで・・・
平野農園では除草剤を使用せず、
草刈作業を年に3〜4回行います。
梅の収穫前と収穫後の2回。
園地管理の中で最もきつい作業の一つにあげられる夏場の草刈り。
草刈草生栽培のお話を取り上げます。

刈る場所や用途によって刃を替えます。
我家では右の3種類が主です。
チップソー・・・田んぼの岸など
鉄の刃・・・主に硬い雑草など
ナイロンカッター・・・主に柔らかい雑草など


チュイ〜ン

ギギギ〜
鉄の刃は刃がつぶれたり、へったりするので
基本的にメンテナンスが必要です。

草刈は余計な雑草を取り除くだけでなく
刈った草が土を覆い、
土壌の余分な乾燥を防いだり、敷きわらの効果もあります。
まるでふんわりと布団をかけたようです。


草生栽培(そうせいさいばい)って・・・

最近流行りの(?)環境にやさしい農業
ということで草生栽培に取組んでいます。
草生栽培とは字の通り、草を生やし、
刈ったり自然に枯らしたりするものです。

(平野農園では場所や用途によって
3種類の草生栽培の種を蒔いています。)
コストもかかるので全ての園地に
している訳では有りませんが
試験的にしています。

この畑では草生栽培をしています。
丈は背丈程にもなります。

一石三鳥?
この草生栽培は農家の間でにわかにブームです。
なんといってもあの大変な草刈を行わなくて良いし(種類によって必要ですが)、
夏が来ると勝手に枯れてくれます。
また敷きわら効果抑草効果も期待できる。
土壌にだってもちろんいいですよね。
有機物なのでまたそこで堆肥にもなります。
今、我家で植えている草生栽培の種類は
「ナギナタガヤ」、「プラムベッチ」、「ラッキーソルゴー」
どれもすごい勢いでなかなか優秀。
ただひとつ疑問なのが、肥料をやった場合、草生栽培の草達が
梅の木よりも肥料を吸収しないのだろうかという事。
それと他の雑草たちに負けないかが問題。
頑張って欲しいけどあんまり頑張らないで欲しい草たちです。

ぎゃあ〜虫がくっついてる〜

この季節、先端の葉っぱから
けむしがつきます。
今年は例年より多く、発生!
あまりの多さに気持ち悪いです・・・。





梅の収穫も終え、一安心の梅の木たち。
この時期は骨休めをしています。
今年は雨不足もあり実が小さく、たくさんなりました。
さぞかし疲れたことでしょう。主人やおじいちゃん達が
様々な調合で(?)肥料をやっています。
来年もたくさんの実を付けれる様、十分静養して下さい。