2001年
12月 December

12月1日
土曜日
いよいよ12月に入りました。今年も後少しだというのに、仕事はたまる一方です。年末は何かと忙しく、家を空けてばかり。年内に梅の剪定作業にめどを付けたかったのですがどうやら全く無理そう・・・です。

12月2日
日曜日
今日は、私の祖父の七回忌の法要がありました。
近い親戚の方々にお集まりいただき、お参りしました。その後食事会を行い、無事七回忌を終えることが出来ました。最初はみんなの喪服姿に、娘も初めてのことで戸惑っていましたが、最後はおおはしゃぎでした。

12月3日
月曜日
今日、無事母子ともに退院しました。
せっかく帰ってきたのですが主人は夕方から青年部の忘年会の為不在です。帰ってくるなり、HPの仕事が山の様に用意していてくれました。あまり産後の養生もできそうになさそうです。

12月4日
火曜日
今日は、仕事の合間に妻と出生届を出しに行きました。
たくさんの書類を書いたのですが、その中で結婚した年月日を書く欄があり、私も妻もすっかり忘れてしまい役場の方に教えてもらいました。夫婦そろって覚えていないので係りの方も笑ってました。子供の誕生日は忘れないようにしなくては・・・

12月5日
水曜日
スイートピーが12月に入り、ぐんと大きくなってきました。ただそれと同時に下葉に「うどん粉病」が発生し始めました。天気の良い日に防除しようと思います。
この病気は葉の表面に白い粉を振り掛けたようにカビが生える病気で、気温と湿度が上がる春先によく発生します。

12月6日
木曜日
ここのところ中途半端な天候が続きます。そのためスイートピーの花の品質に影響が出ないかと心配です。スイートピーは太陽の子供と言われるほど晴天好きで、2日連続して曇天日が続くと徒長し始めそれ以上続くと、つぼみも落ち始めます。それでなくても私のハウスは山間に有り、日照不足でスイートピー栽培に向いているとは言えません。

12月7日
金曜日
今日は暦の上で、「大雪」。
日増しに寒さが厳しくなってきますが、私の所は山間部なので寒さもひとしおです。
日がまだ上がってこない午前中はハウス内の花の作業をして、暖かくなった午後から山へ梅の木の剪定に行っています。

12月8日
土曜日
今日は久々に天気が良かったので、スイートピーに農薬を散布しました。「アブラムシ」駆除の薬と、この前から気になっていた「うどん粉病」に効く農薬とを散布しました。いつもはマスクをして散布するのですが、今日は急いでいた為忘れてしまいました。

12月9日
日曜日
ここ数日、梅の剪定と小木の植付け作業を行ってきましたが一応小木の植付けは終わりました。これからはハウスのスイ-トピ-と剪定作業に追われます。お正月、ゆっくり過ごしたいので仕事を片付けておきたいのですが今年も無理そうです。

12月10日
月曜日
今日は、近くの花市場に出荷する日です。
月・水・金曜日(水曜日のみ朝8時)は夜7時からせりがあり、少しですがスイ−トピ−を出荷しています。その為、市場がある日は夕飯もそこそこに車で30分程の市場に急ぎます。また、目の前でせりが見えるのでいつも見学して帰ります。今日はいくらで買ってくれるかなあ・・・

12月11日
火曜日
寒さが益々厳しくなってきました。
この寒い季節に梅の剪定作業があります。今はまださほど寒くありませんが、雪がちらつく日なんかはもう手がかじかんで剪定バサミがうまく持てません。今年は例年より寒さが厳しい冬になりそうなので早く剪定作業を終えたいものです。

12月12日
水曜日
今日は農協に出荷するスイートピーを今年初めて切りました。今晩、出荷調整(選別や前処理、水揚げ)して明日出荷します。その後、農協から市場に送られたスイートピーは、金曜日に競られます。花を切ってから市場で競りにかかるまでマル2日以上(48時間以上)かかります。店頭に並ぶ頃には、3日もたっていることになります。
「もっと早く届けることが出来れば」といつも思います。

12月13日
木曜日
今日は久しぶりにまとまった雨が降りました。
写真はスイートピーを箱詰めしているところです。花弁をいためないよう、いつも以上に気を使いました。
少しでしたが、出荷というのはうれしいものです。特に初出荷は心地よい緊張感があり格別です。

12月14日
金曜日
今日は、少しですが雪(みぞれ)が降りました。初雪?です。今朝10時ごろビニールハウスで作業をしていると、急に冷たい風とともに天気が崩れぱらぱらと言う音がしました。雨の音とは少し違うと思い外に出てみると、氷交じりの小雨が降っていました。今年は寒さが厳しそうです。

12月15日
土曜日
もう今年もわずかとなってきましたが、この時期になると忘年会シ-ズンです。
今年もいくつかの忘年会の予定が入っています。お酒を飲むのは好きな方なので苦にはなりませんが仕事に差支えない程度に飲みたいものです。

12月16日
日曜日
今日は主人は忘年会の為、不在です。このように主人が不在の時は妻の私が日記を書くのですが実はこの「毎日・日記」、いつも主人と宿題の様に「今日は何を書こう?」と結構大変です。特に今私は産後で仕事をお休みしているのでネタが・・・。そういえば今日、義父が梅の剪定に行ったらサルが来ていたといってたなあ。早く私も仕事に復帰したいです。

12月17日
月曜日
今日も花の出荷調整をしたのですが、いつも選別をしながら無駄だと思うことがあります。それは出荷規格です。全て無駄だとは思いませんが規格に合ったからといっても必ずしも良い品物とは限りません。農産物にはどうしても一律に規格化できない品質の占める割合のほうが大きいように思えます。というのも私達の栽培しているスイートピーにしても、曲がったものでもまっすぐなものより良い物もたくさんあります。

12月18日
火曜日
今朝花の出荷途中、肥料をのせたトラックを数台見ました。
今、私達農家にも「狂牛病問題」が波及して肥料にも影響しています。骨紛などを含んだ肥料は流通していない為、他の肥料の値が高騰しているそうです。肥料は必要不可欠のものなので安全なものを選びたいものです。

12月19日
水曜日
今日も、ハウス内でスイ−トピ−の作業。
今年から妻の案でハウス内に休憩コ−ナ−を作りました。農作業は根気の要る作業が殆どです。その為、休憩はとても大事で、少し休憩を入れることで効率が上がります。娘が持ってきてくれるおやつは格別です。

12月20日
木曜日
今日1回目のスイートピーの巻き下げ作業(つる性で草丈が高くなるためツルを下ろす作業)をはじめました。この作業はスイートピー栽培に欠かすことの出来ない独特な作業です。いくつかの方法があるのですが、私の家では立に張ったネットにスイートピーのツルを洗濯バサミを使い吊り下げているので、ツルを網からはずし、その下を倒し低い位置に吊り直しています。ただこの作業かなりの手間がかかります。
うまく説明できないので明日写真を載せたいと思います。

12月21日
金曜日
今日もスイートピーの巻き下げ作業です。
この作業中は父に梅の剪定を任せているのですが、父が風邪でダウン。先日から我家では家族中が風邪にかかり、かわるがわる寝込んだのですが父だけは頑張っていました。でもここのところの冷え込みと無理(?)がたたり今日は一日父はお休み。私もぶり返さないようにしなくては・・・。

12月22日
土曜日
主人は忘年会の為、不在。その為妻の私が書きます。今日は冬至。一年の内で一番昼が短く夜が長いそうです。毎年我家ではこの日には畑から取ってきたゆずで「ゆず風呂」に入り、冬至に食べると長生きするという「なんきん」の煮付けを食べます。ゆず風呂ってほんと暖まりますよ〜。でもゆずの木ってとげがすごくてとゆずを採るのは大変です。

12月26日
水曜日
主人は今日消防の年末警戒の為、不在です。
昔は「火の用心〜カンカン」なんてやってたけれど、今は消防車でカンカン鳴らして回るだけです。この時期になると乾燥して火事を起こしやすいので気をつけたいものです。

12月27日
木曜日
今年もあとわずか。ハウス内のスイ−トピ−の年内出荷も明日で終わりです。
年始めの荷は3日から、お正月中花は咲かずにいてくれればよいのですがそうもいかずお正月であろうとも咲き続けます。その為、毎年花は親戚の方にあげたりと結構困ってます。

12月28日
金曜日
今年最後のスイートピーの出荷をしました。
20日から始めているスイートピーの巻き下げ作業も年内に終わらせる予定でしたが、どうやら無理そうです。今年もぎりぎりまで仕事に負われそうです。

12月29日
土曜日
今日は妻の私が日記を書きます。
主人や父はお正月に休みが取れるよう、梅の剪定やハウスのスイートピーの仕事におわれ、私と母は今日から31日まで大掃除やおせち、お餅作りとお正月の準備をします。特におせちは毎年私の担当で楽しみにしています。隣の画像は私の大切なバイブル(雑誌の切抜きをファイルしたもの)と料理の本です。明日からがんばるぞ〜!

12月30日
日曜日
今日も妻の私が日記を書きます。お正月準備と言うことで毎年恒例のもち作り。(といっても餅つき機ですけど・・・)私と母、主人の妹と妹の子供達とみんなで楽しくお餅をつきました。しめ縄飾り用と鏡餅用、お正月中食べる小餅。我家のだけでなく親戚の分もあるので毎年たくさんつきます。この餅つきに娘はおおはしゃぎでした。

12月31日
月曜日
今年最後の日記となりました。
仕事はまだまだ残したままですが、21世紀最初の年が終わりそうです。良い年を迎えるために?紅白歌合戦を見ました。今年は白組が勝ちました。今年も後数分、皆様も良いお年をお迎えください。