田辺市市民活動センター
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    市民活動団体ファイル 58




 『感謝 感激! アカシです。』
このフレーズを毎日耳にする人も多いはず。和歌山放送ラジオの昼の顔(声?)でおなじみの、松原燈(以下、アカシさん)さんは、和歌山県健康アシスト協会の2代目理事長も務める。

 ところで皆さん、「ペナルティ」「ココリコ」「ロンドンブーツ1号2号」をご存知だろうか。今人気の「お笑い芸人」の名前である。アカシさんは、そんな人気芸人達と「同期」である。そう、彼は「お笑い芸人」として、かつて東京の舞台に立っていた経歴をお持ちなのだ。

 田辺市で生まれ育ったアカシさん。小中高と紀南の地で過ごす。特に中高の6年間はテニスに熱中。今でもその腕前は紀南のトップクラスとの噂もある程。高校を卒業し、大学受験のため上京したアカシさん。花の都で大学生活を夢見た青年は、数年後「銀座七丁目」の舞台に立っていた。当然「売れない芸人」だけでは食べていけない。TV局の報道関係やプログラマーの「バイト」もこなしながら、芸人生活を続けることになる。その頃から「司会業」の仕事もちらほら。某TV局アナウンサーと結婚式の司会をしたこともあるとか。


 20代後半で故郷に戻ったアカシさん。再上京も考えたが、地元の会社に就職。サラリーマンとしての約10年間を送ることになる。その傍ら、紀南各地の各種イベントでの「司会」の機会が増えたのも、この時期からである。この頃の人の繋がりから、白浜町のFM局で番組を持つようになり、サラリーマンとパーソナリティの、2足のわらじの生活を送るようになる。ある日のこと、田辺市からは遠く離れた新宮市で、和歌山放送ラジオの上田支局長と偶然の再会。同ラジオ局の新しいパーソナリティを探していた支局長と、これまた新しい「人生」を探していたアカシさんの波長がピタリと合い、現在「昼の顔(声?)」としての日々を送っている。

 さて、健康アシスト協会。2代目理事長になったのは、平成21年9月のこと。『前の理事長が偉大すぎて、とにかくなんとか事業を続けることに精一杯の1年でした。』と振り返る。『周りは父親のような年代の人が多い。学ぶことばかりです。』と語るアカシさん。

 そんなアカシさんに座右の銘を尋ねると、『そんなこと考えたことないなあ』と悩んでいる様子。『では、毎日大事にしていることは?』と尋ねると、『人の和ですね。社会とは人ですもんね。社会に出ることは、人とコミュニケーションとることですもんね。』と即答。偉大なる初代理事長が、彼を後継者に指名した理由が伺えた気がする。

『将来も若い人が住みたい、働きたいと思える街であって欲しい』と希望するアカシさん。 「パーソナリティ」と「理事長」の2足のわらじを履く彼は、今日もメッセージを発信し続ける。 

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