田辺市市民活動センター
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    市民活動団体ファイル 40


和歌山県自閉症協会・中紀分会


  団体名称
  • 特定非営利活動法人
      和歌山県自閉症協会・中紀分会
  •   (ワカヤマケンジヘイショウキョウカイ
                     ・チュウキブンカイ)
  代表者
  • 和歌山県自閉症協会会長 兼 中紀分会長
     大久保 尚洋
     (オオクボ ナオヒロ)
写真
親子ふれあいキャンプでの乗馬体験
  主な活動分野
  • 健康・保健・医療・福祉・子育て・人権

  活動場所
  • 県下全域
     【分会】 和歌山市分会
           紀北分会
           中紀分会
           紀南分会

  活動日時    通年


  入会について
  • ・受入時期 : 通年
  • ・会 費
  • 正会員 運営協力金
    (入会年のみ)
    年会費
      個人(保護者) 3,000円 7,000円
      個人(支援者・専門家) 3,000円 4,000円
      団体 10,000円  30,000円
    賛助会員

      個人 - 3,000円
      団体 - 10,000円

  連絡先
  • 大久保 尚洋
  •  〒646-0013
  •  田辺市南新万13-4
  •  TEL : 0739-25-1018
  •  FAX : 0739-25-3823
  •  e-mail : ohkubo◆mb.aikis.or.jp
          (◆を半角@に変更して送って下さい)

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活動風景

設立の経過、趣旨など

【趣旨】
 自閉症とは、先天性の脳の機能障害で、3歳までに症状が現れる社会的な相互交渉の質的な障害、コミュニケーション機能の質的な障害、活動と興味の範囲の著しい限局性の3つを主な特徴とする行動的症候群である。日本では、1000人に1人から2人の割合で生じているが、知的障害を伴わない高機能自閉症やアスペルガー症候群を含めると100人に1人はいるとされている。

 平成17年4月に発達障害支援法が施行されたが、自閉症の人たちがその有する能力及び適性に応じ、自立した社会生活を営むことが出来るようになるには地域社会に自閉症への理解を深めることが不可欠である。自閉症の人たちにどのような支援があれば、学校、家庭、地域や職場で生きる力を身につけ、地域社会で自立的な生活が出来るか、自閉症の人たちの就労問題も、障害だけから来るものでなく、指導者などサポートする側の問題も大きいと捉えている。

 自閉症の人たちのため、その障害の理解と支援、自立と社会参加を目指して、当事者、専門家、及び支援者が、直面する問題等に対処する支援策を模索しながら、教育・福祉・労働機関もしくは関係者との連携の強化をはかり、生活の向上に寄与することを目的とする。

【設立の経過】
 昭和56年、県内各地で活動していた70余名の親たちが、研修・啓発・親睦を目的に和歌山県自閉症児者親の会を設立し、合宿キャンプ・研修会・県との対話集会などの活動を開始。同時に全国組織である全国自閉症児者親の会に加盟し、県内だけでなく、全国規模で自閉症の教育と福祉の向上を目指して活動を展開する。

 平成元年に全国自閉症児者親の会が法人格を取得したことに伴い、和歌山県の支部として社団法人自閉症協会和歌山県支部に名称を変更する。また、この年より、会員は親と関係者で構成し、平成14年より、親の会時代の事業の他、医療・教育・福祉の専門家による研修と個別相談会を主とする療育キャンプ事業を開始する。

 平成20年4月1日より社団法人日本自閉症協会の定款変更(個人会員でなく団体会員で構成)に伴い、和歌山県唯一の加盟団体として尚一層の活動の幅を広げるため、特定非営利活動法人和歌山県自閉症協会を設立し今日に至る。

写真 NPO法人設立
記念セミナー

写真
ボランティアの熊野高校野球部員の皆さんと
プールで楽しく遊ぶ子どもたち

写真
世界自閉症啓発デー・シンポジウム

最近の活動状況

 ・平成20年10月26日(日)
   法人設立記念セミナー
      ヤマト福祉財団障害者福祉助成事業
   講演会「自閉症の理解と支援」
   講師 市川宏伸氏(東京都立梅ヶ丘病院院長)

 ・平成20年12月13日(土)、14日(日)
   平成20年度国庫補助事業「親子ふれあいキャンプ」

 ・平成21年5月10日(日)
   自閉症・発達障害療育セミナー
   「自閉症のより良い支援を目指して
       〜小児科医師として・父として・夫として〜」
   講師 岡田稔久氏(くまもと発育クリニック院長)


自閉症啓発への最近の動き

 国連で平成19年12月18日に、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」、4月8日までを啓発週間とする決議がなされました。そして、国連事務総長に、加盟各国に対して啓発を促進することが義務付けられました。
 このことにより、平成20年3月28日に国連から、上部組織である社団法人日本自閉症協会に通知があり、平成20年度中に日本実行委員会が組織され、平成21年4月2日、東京で世界自閉症啓発デーのシンポジウムが開催されました。また、全国各地でも世界自閉症啓発デーの催しが開催され、和歌山県では4月5日に、記念式典・セミナーが開催されました。

今後の抱負

 平成22年7月17日(土)〜18日(日)に「第21回日本自閉症協会全国大会inわかやま」が開催される予定です。
 著名な講師陣に、医療、教育、福祉、労働、家族、高機能自閉症といった分野で、最前線のお話をしていただく予定です。楽しみにしてください。


自己PR・呼びかけ

 自閉症の支援については、自助、共助、公助といずれも重要な支援ですが、自閉症を支援しようと思われる方、勉強しようと思われる方は、是非とも自閉症協会に入会して活動してみてください。
 当・和歌山県自閉症協会は、保護者以外の会員(支援者・専門家)の入会率が全国でもトップの協会です。
 「困った子どもではなく、困っている子ども」なのです。


 世界で初めて、社団法人日本自閉症協会から、「自閉症児者のための防災ハンドブック」の【家族版】と【支援者版】が出版されています。和歌山県でも、都道府県としては初めて、コミュニケーションボードが作成されました。
 また、自閉症について分かりやすく説明している「自閉症って?」のリーフレットも当協会にございますので、ご活用下さい。その他、自閉症に関する相談、講師派遣等お気軽にご相談ください。


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