団体名称
- 熊野の森ネットワーク いちいがしの会
- (クマノノモリネットワーク イチイガシノカイ)
代表者 : 竹中 清
(タケナカ キヨシ)
主な活動分野 : 自然環境の保護、再生、
学習、啓蒙
活動場所 : 紀南一円
活動日時 : 月一回の例会
入会について
- 条 件 : なし
- 受入時期 : 随時
- 会 費 : 年会費 1,000円
連絡先
- 熊野の森ネットワークいちいがしの会事務局
- 〒646-1111
- 西牟婁郡上富田町市ノ瀬1020
- 田中 正彦
- TEL & FAX : (昼)0739-22-7731
(夜)0739-49-0410
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子どもも頑張ってます
広葉樹の木の実を植えています
定期的に行われる観察会では、熊野の植生や
生きものたちについて学びます
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植樹風景
設立の経過、趣旨など
豊かな照葉樹林であった熊野の森は、現在、断片的にしか見られず、広範囲にわたって人工造林地になってしまいました。その結果、気候の変化(温暖化や乾燥など)や河川の荒廃、水の不足、病害虫の異常発生、農作物の枯死・・・など、多くの環境の変化をきたしています。
このような状況を憂慮し、少しでも自然林(照葉樹)を回復させて、人間だけでなく全ての生き物が関わりあえる子々孫々のための健全な森の復元(再現)をめざして設立しました。
最近の活動状況
平成22年度、2月6日JA紀南さんの植樹活動に会員50名参加、総勢150名。
3月、4月は上富田生馬下谷区有地に2〜3年育てた苗木を植樹します。5月観察会、6月巻き枯らし、7月講座、9〜12月、観察会、種拾い、苗づくり…と、月一回の活動日は充実した内容で会員相互の連携と理解を深めています。
又、最近では関西各地からの参加が多く、関東にも支部が出来る予定です。
最近の活動を通じて印象に残ったこと
環境問題が社会の重要な関心事となり企業も社会貢献への対応を求められています。そうした流れに沿って県の主導で「企業の森」の誘致が行われ、紀南地方でも各企業の森づくりがさかんに行われています。そこでの植樹の主役は広葉樹ですが、私たちの会では当地に元々自生(潜在自然植生)するシイ・カシ・タブ等の照葉樹を植樹の中心とした森づくりをしています。ですから「企業の森」に落葉樹ばかりを植える植種選定には疑問が残ります。企業側も森づくりは初心者です。そのため受け入れる側が未来に向けてどのようなビジョンを描いているか、それが健全な森へと育つ方向を左右すると思います。2月の会の植樹作業に地元民間企業の方が初参加してくれました。こうした出会いを通して、私達の目指す「照葉樹の森づくり」をより多くの企業関係者にも広めて行きたいと思います。
今後の抱負
山の崩壊、植林地の荒廃、渇水期の川の瀬切れ、河川の水質の問題、自然環境に多大な影響を及ぼすような公共工事、こうした私たちの身近に起きている事柄に、より積極的に発言して行きたいと思います。
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