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◆笹ヶ谷(ささがたに)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「本山」(昭和28.10)および内務省地理調査所発行の同地形図「高知」(昭和22,7)を加工し使用したものである

所在:土佐町笹ヶ谷
地形図:田井/本山
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約670m
訪問:2026年1月

 

 大字笹ヶ谷の南部、穴内(あなない)川の右岸支流沿いにある。
 この支流は南国市で穴内川より分かれ、上流部
の当地のみが土佐町の領域となっている。このため当地は笹ヶ峰の稜線を挟んで、町内の他の地域とは地理的に孤立している。

 資料『森村史』によると、字松岡には大山祇命ほか6柱を祭神とする河内神社が鎮座。古来より集落の産土神であるとのこと。また「…現在部落民は他に尽く移住し唯其屋敷跡の所々に残存するのみとなれり、但し目下森林其他の開発として株式会社大一商店の笹ガ谷出張所と家族住宅の建設あり、又土佐山村平石に直通するトラック道路の開鑿に成功したるに依り、同地域に於ける今後の開発発展は必ず著しきものあるべきを直感せしなり」という記述があり、刊行の時点(昭和30年)で旧来の住民は皆移住しているが、林業のために新たな世帯が居住していることが窺える。

 また「角川」によると、大字笹ヶ谷は中世から見られる土佐郡の「篠谷村」。および近世以降の香美郡笹ヶ谷村。明治22年森村の大字となる(のち土佐村→土佐町)。「土佐州郡志」(宝永年間)では2戸、寛保3(1743)年の郷村帳では1戸2人、明治24年1戸6人。

 現地では神社のほか、「笹ガ谷出張所と家族住宅」と思われる一角、古い墓地などを確認した。

 


(写真1 集落手前、旧道沿いの石仏。「昭和十二年旧七月吉日建之」とある)


写真2 神社。扁額には「川内神社」とある


写真3 境内社

写真4 開けた平坦地。「笹ガ谷出張所と家族住宅」付近?

写真5 写真4付近。建物の遺構

写真6 墓地

写真7 屋敷跡?

写真8 建物跡

写真9 農地跡

写真10 何かの遺構

写真11 墓

写真12 石仏

 

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