◆奥日比原(おくひびはら)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「越知」(昭和23.7)を使用したものである
所在:仁淀川町別枝(べっし)
地形図:柳井川/越知
アクセント:オクヒビハラ
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約720m
訪問:2016年1月
大字別枝の中部、岩屋川右岸支流(日比原谷川)沿いにある。
現在の中村(なかむら)集落の対岸も日比原であり、ここでは区別して「奥日比原」の呼称がある部分について扱う。なお旧版地形図には下流側の家屋群はなく、「日比原」は当地のみを指している。
村史によると、上川渡(※)の掛水氏が奥日比原字ヤカラメに入作し、ミツマタ栽培を行ったことが集落の起源であるよう。のち奥日比原内の別の場所に移住し、集落の基礎を築いた。全盛期は昭和10年頃で10戸が暮らしていたが、昭和37年無住となった。
現地までは車道が通じており、車輌での訪問が可能。現地では2、3箇所ほどの屋敷跡が見られた。
なお地元の方の話では、下流側の日比原も3戸ほどがあったが平成23年に無住となったとのこと。
※ 村内川渡(かわど)の上川渡と思われる
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