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◆木割谷(きわりだに)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「井原」(昭和27.8)を使用したものである

所在:福山市山野町山野(やまのちょうやまの)
地形図:井原/井原
形態:山中に家屋が集まる
標高:約300m
訪問:2026年5月

 

 大字山野の東部、高尾川(小田川支流)左岸側の山中にある。

 過去の航空写真では3箇所に家屋が見られ、うち谷の右岸の下流側には家屋と墓地(伊藤氏)、そして「木割谷のお月さん」がある。
 説明によると、これは高知県月灘村(現在の大月町)の南照寺より勧請したもので、本尊は月天子(がってんし)。のち南照寺は月読尊(つきよみのみこと)を祭神とする月山神社となった。冬至が祭日で、参拝者にはカボチャ汁を作って接待が行われているとのこと。
 さらに資料『やまの 福山市山野町の民俗』によると、お月さんが賑わった明治から大正の初め頃には、村境の大谷(おおたに)・七曲(ななまがり)辺りから木割谷まで人の列が続いたという。
 ほか上流左岸で屋敷跡、右岸側の上流で廃屋が見られた。後者は土木関係?の資材が置かれ、時折往来があることが窺える。

 読みは現地の説明板および資料のルビ、「角川」の小字一覧のルビより。

 


写真1 家屋など

写真2 墓地にて

写真3 お月さん。石塔には三日月の絵と「月」の文字が彫られている

写真4 車道沿いの祠

写真5 屋敷跡

写真6 廃屋

 

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