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◆坊屋敷(ぼうやしき)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「白馬嶽」(昭和23.7)を使用したものである

所在:小谷村千国(ちくに)
地形図:雨中/白馬岳
アクセント:ボーヤシキ
形態:山中の一軒家
標高:約830m
訪問:2025年11月

 

 大字千国の北東部、横根(よこね)沢の右岸斜面にある。旧版地形図では地名が記されていないが、建物が1箇所見られる。

 村誌には昭和48年当時の写真が掲載されており、「田畑が耕され、筧には水が溢れていた」とある。また「外ミズヤ」(湧水や川水を引いた屋敷地内の水場)の例として昭和46年当時の写真が掲載されている。また戸口の推移の表より、昭和43年から51年の間に離村したことが分かる(真木と同時期か)。
 資料『小谷民俗誌』によると、1戸。

 旧版地形図では月岡から真木に至るまでに当地付近を経由しているが、現在の道筋は異なり、また当地に至る道も消滅している。
 真木にて当地への行き方を教えていただき訪問。屋敷跡を1箇所確認したほか、後方には広い平坦地、前方にも段になった平坦地があり、かつての農地であったと思われる。
 なお西の山上は黒川城址で、説明板によると城は戦国時代のものであり、現在でも人工的な平坦地や雨水を溜める穴、空堀などが確認できるとのこと。

 


(写真1 真木・坊屋敷・黒川城の分岐となる峠。左奥の看板には「四ツ辻」とある)


写真2 屋敷跡

写真3 屋敷跡にて。石臼など

写真4 屋敷跡後方の平坦地。農地跡?

(写真5 城址の説明板。主郭の推定地に立つ)

 

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