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◆水ノ戸(みずのと)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「十石峠」(昭和36.6)を使用したものである

所在:上野村楢原(ならはら)
地形図:十石峠/十石峠
形態:山中に家屋が集まる
標高:約1,080m
訪問:2020年11月

 

 大字楢原の北西部、十石(じっこく)峠の南東およそ1.4�q。信州佐久地方と上州・武州を結ぶ「十石峠街道」の道中にある。

 資料『歴史の道調査報告書』によると、かつてここには茶屋があり、現在佐久町【現・佐久穂町】で旅館を営む玉田氏が経営していた。秩父事件があった頃(明治初期)は「浅次郎の茶屋」と呼ばれていたという。当地から分岐し、なお栂(つが)峠を越えて北相木村に至る道筋もあった。
 刊行当時(昭和61年)には林業会社の建物が建っていたことが分かる。

 当地では旧街道が国道361号と重なっており、南側の道脇にやや広い平坦地がある。隅に「水の戸」と記された碑(昭和45年9月、白井氏による設置。写真2)が置かれているが、この平坦部が茶屋であったか。なお旧版地形図では道筋よりも北側に建物が記されているが、現国道の北側は雨量観測所があるだけで狭く、道下も建物があったような雰囲気はない。
 なお見出しの読みは資料のルビに拠った。

 


写真1 国道沿いの平坦地


写真2 碑。「水の戸」「右十石、佐久町」「左万場、秩父市」とある

 

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